一般的に熱は高いところに行き住宅ならば天井に熱気が集まります。
この熱気を利用し、建物自体の通風と温熱の平均化を図る計画をします。
図に示しているのは「高い吹抜け空間をもつ家」。この住宅には吹抜けと越屋根を設けております。
越屋根とは日本住宅に古くからある形態の屋根で通風や採光に用いられます。
さらにサーキュレーターを使い、その効果を増大し、また逆利用します。

家を長持ちさせることもさることながら人体にとっても健康でいるために良好な環境つくりは欠かせません。
ダニ、カビ等の発生原因になる湿気や、熱を家の外に追い出すことでおのずと快適に過ごせるようになります。
図に示しているモデルは「回廊吹抜けのある家」この住宅の前には駐車空間があり、比較的開けた空間があります。
また、風水により、玄関を図の場所と決められていたのであえて、路地を作りこれを利用して風力による換気を行います。